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鰹の烏帽子には要注意!

何…これ?
鰹の烏帽子(カツオノエボシ)…と云う~別名、電気クラゲと云う海の猛毒生物であります…。
上記の写真は、打ち上げられた状態…字のごとく~帽子の様にも見える形状ですが、この状態でも触れてはなりません。
25歳の夏…当時の彼女と海水浴に来ていた湘南海岸…通過した台風の影響で、波打ち際は~ゴミと流木だらけ…
入水し~沖へ向かうにも、それらを退けながら…と、そんな昼下がり…
一瞬、ゴミに漂う瓶のキャップ類?…と思いながら~左手で、それを払いのけた瞬間…
痛ってぇ~!…と云う衝撃は~一瞬、世界を真っ二つにする…
左指は紫色のスライムの様な粘着液にまみれ~海水で洗っても、全く取れない…それでも痛みが突き刺さる感があり
とにかく、その粘液を~限りなく取り除く…と、彼女の元へ行く前に~駐車場のおっちゃんの処へひた走る。
そんで~この現象を説明すると…『あぁ~電気クラゲだぁ…そこのアンモニア~ぬっとけぃ…』と言われ~それに従う…。
霧吹き状のアンモニア?…吹きかけ~吹きかけ…さらに吹きかけた処で~痛みは取れない処か、徐々に浸食してくる。
指先から~手首~肘付近…これはヤバいぞぉ~と直感し、駐車爺さんに近隣病院の所在地を聞く…そんで~一旦
彼女の処へ戻り~手短かに事情説明を行ってぇ~走る…走る…真夏の灼熱ロードを走る…その距離~約1000m…。
走りながら~体内血液が加速を増すに従って…毒の浸食速度も増してくる…病院の玄関を滑り込む頃…
もはや左腕が痛みで~もぎ取って欲しいほどに痛い…昼寝中の受付嬢~あくびをしながら、ドクターを呼びに行く…
ドクターはこない…待てどもこない…やがて~毒が体内へ入り込み、強烈にだるくなり~私ゃ、虫の息…
もはや待合室のロビーで、横になり~グッタリ中の私…事情説明後~早速、お尻を出して~解毒用の座薬を~INされる。
左指は、火傷用の軟膏を塗りたくられ~包帯でぐるぐる巻き…『はぃ、終わり♪』…と申され~終了するも、体調は
あまりにも酷い状態…そして~彼女の運転する車の助手席でシートを倒し、自宅へと送り届けられたのです…(T_T)

翌日~転職による、秋葉の商社への初出社日だった…包帯からはみ出た皮膚は火脹れを起こしている…(>_<)
まさか初出社での~ご挨拶で、【電気クラゲにゃ~ご用心…】なる演説をするとは思いませんでしたがぁ~残念ながら
あまり興味を持ってもらえず…『何なんでぇ~こいつぅ…』的な興味本位眼の眼力に針のむしろ…だった思い出です…。
…それ以来~湘南近郊の海水浴は、完全封印し…出動しておりませぬ…何気にトラウマですかね?
もっぱら~千葉県は勝浦を拠点とし、外房の美しくも~静寂な環境での夏のひとときを満喫するに至りました。
…ん?、水クラゲ?…かまへん~かまへん♪…そんな余裕さえ~かませる様になりましたが~調子こき過ぎも×だね。
ちなみに…
鰹の烏帽子に差されたり、私の様に触れてしまって~火傷を負ったら…海水でのみ~スライムを取り除く…
その後~直ぐに近隣の病院へ行く!…これを心掛けて下さい…それ以外は~一切、効果ありません。
神経へ毒を注入する刺胞生物…ヒドロ虫の寄集まりで構成された~不思議な生物…
もっぱら~自力で泳ぐ事も出来ない奴ですが、海の地雷であり~自爆しながら毒を注入する海のテロリストでもあります。
くれぐれも、通常の海水浴以外…特に台風一過後の時などは、要注意です。
楽しい夏の海水浴を楽しく終えるのは~ちょっとした意識の持ち方も、お手伝いをしてくれると思います。
海は~怖いのではなく…様々なことに注意をするのです♪
聖
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