WILD HEART & BROKEN SPIRITS

シンガーソングライターの挑戦状…

Category: THE HEART LAND   Tags: ---

Comment: 6  Trackback: 0

瓦礫の中に煌めくゴールデンリング

angerina_moto30th+(2)_convert_20160401212154.jpg

 突上げる…と云う感覚に近いか…【ヴィジターズ】での突き刺さるピアノの鍵盤が奏でる断続的なメロディを聴いている内…
 涙腺が千切れ~涙がこぼれた…わずか~4曲目の楽曲だが、オリジナルに忠実な圧倒的演奏力に貫かれてしまい…。
 新旧の楽曲を通じ、35周年を突き抜ける特別なLIVEを企画し~列島を縦断してきた還暦の佐野元春…。

 その最終日…千秋楽のファイナルたるステージを体感してきた。
 振り返るに~元春のツアー【THE SUN】以降とすれば、12年ぶりとなる…それも~盟友、SEVEN CROWNからの薦めが
 なければ、きっと訪れることもなかったはず…そう思えば~時を超えた絆の根底に燻るロック魂の恩恵に、ただ感謝だ…。

 この日を迎えるに先立ち~元春のニューアルバム【BLOOD MOON】をじっくり聴き込む。
 優れたメロディメーカーであり、街の詩人たる元春も~音量域を抑え、現実にしっかり根付いたミドルエイジの作風となり
 1周するアルバムの中では【東京スカイライン】がずば抜けて印象に残る楽曲だろうか…。

 街の詩人が連射砲の様に発射してきた言葉たちは、余分な贅肉をそぎ落とし、短く、さりとて含みおきある言葉達を
 夏の終わりを走行するロードソングに乗せ~淡々と締めくくっていくのだが、心地良く浮かぶ情景がいい…。
 元春の喉は中間域から高域にかけ~タイトな発声が困難となってしまった…若き頃~声帯を傷付けてしまったのか…。

 既に本ツアー名古屋場所で体感してきたMr.SEVEN CROWNのメッセージに沿って~一切の情報を得ないまま参戦。
 いきなり始まった【Sugar Time】…特別なMCを退け~オリジナルに忠実かつパワフルな演奏を連射し続ける…。
 名曲【バルセロナの夜】も~若き頃の様な、センチで透き通ったボーカルを聴くことはできない…しかし、グッとくる。

 【ヤングブラッズ】から【アンジェリーナ】迄の6連発は圧巻で~この物語のハイライトと云ってもよいだろう。
 【約束の橋】はアルバム【ナポレオンフィッシュと泳ぐ日】で【ジュジュ】の後~8曲目に収録されている、このバージョンが
 傑作だ…残念なシングルアレンジより~アタック感のあるアルバム・バージョンの方が断然の完成度。

 maxresdefault-00_convert_20160402185443.jpg

 そんな【約束の橋】でホールのスパーク感は絶頂と化し~リバーブ・フルボリュームのカウントで【サムディ】…
 この辺りでは~もはやコヨーテ・グランド・ロッケストラのバックで~オーディエンスが唄う…と云った具合で、確かに
 特別な1曲…【HUNGRY HEART】にインスパイアされたアレンジも~きっとタイムリーに時代を担った証であろう。

 そして~【ロックンロール・ナイト】が始まった…かつて【サンプラザ】でオーディエンスに別れを告げ~NYへ旅立つ時
 ハートランドの演奏と元春のボーカルは素晴らしいものだったが、この夜~演奏され歌われたクオリティは別次元…。
 むせぶ呟きの声…渾身のシャウト…静かでタイトなエンディング…瓦礫の中のゴールデンリングの煌めく輝きに満ちて…。

 その静寂を切り裂くように【ニューエイジ】が始まる…上空から無数の風船が降り注ぎ~この楽曲の持つ煌めくような
 エネルギーのシャワーが会場を埋め尽くす様だ…断続的なギターのミュート音が身体を、心を、心臓を貫いて心地良く
 永遠に続いて欲しいと願う感覚が突き上げて~涙が零れ落ちる…涙でステージも元春も見えない…。

 ものごとには終わりがあって、始まりがある…僕はここから始まった…そう云ってストラトキャスターで『E』のコード…。
 高速スピードの【アンジェリーナ】が会場全体をドライブする。
 一気に30曲…ステージを降り~アンコールでは【スターダストキッズ】&【ダウンタウンボーイ】の2連発…。

 17歳、青臭い小僧の頃、購入してきたシングルでの【ダウンタウンボーイ】…B面は【スターダストキッズ】だが~その後
 【NO DAMAGE】でのリミックスは圧巻で~この2発の弾丸で、私はもはや感無量…。
 【悲しきレイディオ】が疾走を開始する…そして【コヨーテのテーマ】と呼ぶべきデトロイト・メドレー(と、呼称するか)

 f56f8ae0cae89b_convert_20160402185834.jpg

 天才たるジャパン・ロックロールの先駆者であり、継承者…そのスピリッツはリアルなまでにステージで開花されていた。
 セッション・ミュージシャンや、コヨーテ・グランド・ロッケストラの熟成した演奏力も~安定していて素晴らしかった。
 『僕の音楽を探し出し、愛してくれてありがとう…』と、元春は何度もMCで語る…探したのではなく、出逢ったのだょ…。

 まだ日本のロックが蕾の様な時代…一筋の閃光の様に登場した詩人は~35年の時を超え、スィングし続けていた♪


  
 

 

 


 
スポンサーサイト

テーマ : お気に入り&好きな音楽    ジャンル : 音楽

Comments

いいですねぇ(*^_^*) 
聖さん、こんばんは(^^)

佐野元春のライブ、しっかり堪能してこられたご様子♪
きっとまた新たなエネルギー源となったことでしょう!

よっしゃ!
明日からドライブのBGMは佐野元春にしよっと(笑)
Re: いいですねぇ(*^_^*)~よかったょ♪ 
ちゃらこ姐さん、コメントありがとうございます。
LIVEは生きモノ…瞬間を燃焼させ、心へ何かを浸透させてくれます…。
元春って神輿を会場にいる全ての人たちが担ぎ上げた3時間半のお祭り…。

全盛期は~オリジナルをアレンジしたライブ・バージョンが多く
原曲でのプレイを求めたい私にとっては~いささか残念な時もありました。
今回は、正にオリジナルでの圧倒的演奏が主体…シビれましたねぇ~♪

音楽はどの様に聴くかで~まったく違ったモノになります。
詩を読み、曲やメロディやサウンドとの一体と化した作品を噛み締めるか
さらっと聴き流してしまうだけか…。
少し離れていた元春を、再び噛み締めております…(^O^)/

私の現在のドライビング・ソングも~元春です♪
THE GROOVERS 
聖様いや親愛なる上司、ご無沙汰です。アルバム、ナポレオンフィッシュを中3か高1で地元のレコード屋でジャケ買いし、約束の橋やジュジュに感覚を揺さぶられた遠い昔の記憶を思い出しました。お元気そうで!
また、ロックレジェンドのライブ参戦こそ本来の貴方様の姿でしょう!
おそらくその現在のコヨーテバンドのギタリスト、藤井一彦こそ日本が誇る元祖ガレージ3ピースR&Rバンド、THE GROOVERSのフロントマン! 昨年末下北のGardenのツアーファイナルに妻と参戦!鉄壁の大ベテラン3人のプレイ、切れ味鋭いカッティングとドライブするギターワーク、現存する3ピースR&Rバンドでは国内最高峰の存在でしょうか!
彼等名義での、名曲ニューエイジも
最高にイカしたグルーブでした!
Re: THE GROOVERS~良いね…♪ 
生徒さん、コメントありがとうございます。
…とてもご無沙汰ながら~貴殿のR&R SPIRITSを燻らせる内容…とても嬉しく思います。
先週は珍しくぶっちぎりの一週間で、先程~日光の渓流から帰還しました。

慌ただしき中には、様々な登場人物との接触があります。
新たなる人生の出航には、船出の様な楽曲が~時を超えて心地良く、魂を震わせ…。
心が清浄で、前進する気持ちには~いくつかの心構えがあります。

それらが、ひとつの終わりを迎え~再び再生するため…個の魂との向き合い…
比較をせず、礼節を重んじ、現在の時と真摯に向き合う…
…実践する先に~約束の地は存在するものです。

しばらく封印し続けてきた音楽との共存も~絶好レベルに歩んでいるでしょうか…。
藤井一彦の熱さも~感じさせて頂きました♪
魂の高次元を生きる…それは~とっても身近で、緩やかで、難しくない世界ですね♪
いや~、素晴らしい文章ですな! 
聖君、こんばんは。

貴君が参戦されたこの35周年ツアーファイナル、その思いの丈が綴られた文章に...数ヵ月経った今でも余韻が残っており、記憶が呼び覚まされます。
オイラ以上に元春を知り尽くした貴君の視点と観点、それが垣間見る文章...素晴らしいですな!

何年前でしょうか...貴君から送られた元春のセレクトCD
その中に収められた【ロックンロール・ナイト】、全身が震えました。
正に瓦礫の中のゴールデンリングならぬ、輝きを放った楽曲
その【ロックンロール・ナイト】を初めて体感した2011年1月札幌 
そう、元春の30周年ライヴ...あれから5年、今回のツアータイトルにもある
【最高のロック&ロール・ナイト】を!
この言葉を見たらもう参戦するしかなく、ツアー2日目の名古屋へ。
内容を一切知らぬまま幕を開けたライヴ...オープニング【Sugur Time】で殺られましたよ
そこから繰り出される楽曲...どれもが輝きを放つような演奏と魂の叫び
終わることのないライヴ...そんな錯覚さえ感じながら...ただただ音楽に酔いしれていく...3時間15分、一体何曲演奏されたのだろう...?
終演後、ロビー掲示されたセットリスト..あまりの曲の膨大さ、35周年に因んで披露された35曲の名曲
オイラには曲名も、歌詞すらも知らない曲が殆どでありました..が、そんなことを全く意図はない、純粋に音楽の持つ力、元春の作り出した詩とメロディ、そして圧倒的な演奏に涙したのも事実です
 終演後、オーディエンスで溢れかえるロビー...その表情は皆高揚しており、笑顔で終わったばかりのライヴについて語り合っていた
 余韻..感動..心に焼き付く元春の叫び.. どうしても貴君に伝えたかった!
いや、このような最高のライヴを貴君に体感して欲しい!
歴史に刻まれるであろうこのツアーを見逃して欲しくない‼
そう切に願い、セントレアから熱い?参戦のすすめメールを送ったのですよ。


同じロック・スピリッツを持ち、これまでも何度もライヴに共に参戦してきましたね。
今回、別々の会場での参戦となりましたが..互いに元春の魂を体感し、余韻は今もこの心に在ります。
来週末での再会..最高の友と、最高のロック談義を、最高のバーボンの美酒に酔いしれましょうか(笑)
そう、このツアータイトルにあった、【最高のロック&ロール・ナイト】を‼


<追伸>
貴君からもらった元春のCD、昨年の12月から今も車内で爆音で聴いてますよ🎵

Re: いや~、素晴らしい文章ですな! 
seven crownさん、コメントありがとうございます。
本来であれば、貴殿のブログで記事にされるであろう内容を私が~かっさらった…?(笑)
…と、確かに全開フルスロットルのROCK'N ROLL SHOWでしたねぇ…確かに余韻は脳裏に刻みこまれています。

ボーカルの焦点が定まらない事など、一切気にしないそぶりも~シンガーとしての誇りの証でしょう。
逆に~その姿そのものに真のスピリッツを感じ、爆発力のあるバンドの素晴らしい演奏に呼応する様に
数々の名曲達のメッセージが伝わって来た…そんな3時間を超えるステージでした。

唯一無二の名曲【ロックンロールナイト】は元春以外~誰も真似することのできない逸曲でしょう。
バッキングを奏でるアコギのストロークに乗せ~淡々と、綴られる様々な情景…。
街の影に横たわる、たったひとつの夢が交差する時…様々な主人公達が、たどり着くべき場所…。

鳴きのSAXは雄大で、威風堂々のメロディと切なさに沈み込み~元春のシャウトが全てを切り裂く…。
エンディングでの静かなピアノとストリングスは、物語の終わりと始まりをイメージさせる。
日本版ロックオペラたる第1号の名曲は~LIVEにおいて、最強の楽曲と化す…そう感じましたね♪

…と、そんな余韻に酔いしれながら~久々に胃袋にガソリンを補給せねば…ですね♪
J.BOY 30th ANNVERSARY BOX SETなる限定品が発売されますね…浜田省吾の節目となったアルバム…。
時を超え~オリジナルのリマスターをアナログ盤で聴く…相当なパンチ力が想定されるはずです。

帰郷…お待ちしております♪

プロフィール

聖

Author:聖
自作楽曲の配信サイトです。
詩を書き~曲を付け~唄う…
そこには、多くの試練と喜びが
待ちうけております…。
喜怒哀楽が伝われば幸いに思います♪

Favorite Songs
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
o'c Rock

powered by blogwatches
MMOタロット占い
BIOGRAPHY